ジュダス・プリーストは1982年に「Screaming for Vengeance」リリース後落ち目になってしまったが、ヘビーで鋭利かつメロディックなこのアルバムを出したバンドとして記憶に残るほうがいいだろう。アルバムにはヘビーかつノリのいいサウンドが烈火のごとく燃える、彼らの一番のヒット曲「You've Got Another Thing Coming」や、妥協を許さないターボ炸裂のタイトル曲、「Electric Eye」が収められている。最初から最後まで、齧歯(げっし)動物や子犬を殺してしまうようなロブ・ハフフォードのうなり声が響きまくり、K.K. ダウニングとグレン・ティップトンが吸い込まれてしまうような強烈なリフを爆発させる。まさに王道。この2001年のリマスターは、ボーナストラックとしてこれまで入手不可能だったスタジオ収録された「Prisoner of Your Eyes」と「Devil's Child」のライブ版を含む。
HMが最も盛んだった頃の最も素晴らしい作品!
「重金属音楽」が最も支持されていた80年代。その中で最も完成度の高いアルバムは?と問われたら私は迷うことなくこう答えるだろう。「JUDAS PRIESTの”Screaming for Vengeance” と”Defender Of the Faith”です」と。(ふたつ挙げた時点でもはや「最も」ではない?)まず、”Hellion〜Electric Eye”という(あえて曲目をふたつに分けた)構成で、聴く者のハートをいきなりわしづかみにする。そして間髪入れずに「疾走するドラミング」から始まる”Riding On the Wind”に続く。 聴く者は「休む」ことを許されない。この3曲だけでももう「お手上げ状態」なのだが、もちろんかれらは「これでもか、これでもか」と立て続けに「重金属」チューンで押し迫ってくる。もう圧倒される。 重厚感と共に楽曲をしっかりと支えるドラムとベースの上に、グレン・ティプトンとKK・ダウニングのツイン・ギターが縦横無尽に駆け巡る。このふたりの「音色」はそれぞれに個性的で、それが絡み合って絶妙なアンサンブルとなる。そして、ロブ“メタル・ゴッド”ハルフォードの、時に圧倒的な重厚感で時にすべてを切り裂くハイトーンで迫ってくるシャウト。もう、これ以上なく完璧でしょう。 彼らはこのアルバムの#8”You’ve got another thing coming”でアメリカという巨大市場での成功を手中にするわけだが、この(比較的)「メタル度」の薄いチューンがそのきっかけになるとは・・・。やはり、アメリカとヨーロッパでは文化の土台が違うのだろうか?(苦笑)
「HM界の帝王」
約20数年に渡って常にヘヴィ・メタル界のTOPの位置に 君臨するジューダスプリーストの大傑作アルバム。 邦題は「復習の叫び」と言う。 このアルバム、バンドに影響されて来たアーティストは数知れず、 「メタル・ゴッド」とも称されるほど、世界にその信者は多い。 このバンドの中心人物で、このお方がいなければ、 もしかしたらこんな事にはならなかっただろうヴォーカルの ロブ・ハルフォードは、その他を寄せ付けない圧倒的な 存在感やライブパフォーマンスで、簡単に言えば、 昔の極悪同盟にいた頃のダンプ松本みたいな格好で、 長い鎖をブンブン振り回して颯爽と登場する姿は、 常に観る者を魅了し続けていたのだった。 私は、正直このアルバムともう一つ代表的なアルバム 「ペインキラー」のどちらを紹介するか迷った。ヒジョーに迷った。 だが、このアルバムにヘヴィ・ロック界の教科書とも言うべき曲が 収録されているので、こちらにしたが、オープニングの@とAは 繋がっていて、まぁ、様式美とも言うべきか、 組曲とも言うべきか、メドレー形式で流れるこの曲の構成は、 当時、かなりカルチャーショックを受けた人も多いだろう、 伝説のメドレーである。 やはり、今聞いてもその見事なまでにヘヴィメタルという言葉を 極めて近い状態に音楽で具現化したそのメドレーは、 全く色褪せないのが、さすが大御所と言われる実力だろう。 それと、ジューダスというバンドはヘヴィな音作りの中でも、 きちんとしたメロディが備わっているので、 初めてでもとっつき易いのが特徴でもある。 何気に聴いてみたらあっという間に最後までイってしまう曲の 流れなので、「あれ?もう終わっちゃったの?」みたいな感じなのだ。 私は、あえて、メドレーと言う表現をしたが(汗)聴いてみたら、 各々それぞれの捉え方も違うと思うので、 とにかく、ジューダスを知る上で聴いてもらいたい一品である。
ヘヴィメタルの聖典とも言える名作中の名作
試行錯誤の末に『SAD WINGS OF DESTINY』『STAINED CLASS』とも全く異なる作風で誕生した名作中の名作。以前に比べて特にヘヴィになったとかワイルドになったなどとは思えないが、メロディが重厚で崇高でやや宗教掛かった印象を受ける。徹頭徹尾緊張感が保たれており、全く隙が無い。全体に眩しさ漂うメタリックな楽曲が多い中で、Hは『POINT OF ENTRY』が無ければ産まれなかったかも知れないメランコリックな陰の名曲。
英国ヘビーメタル
前アルバムでのコマーシャリズムへのスライド路線に懲りたのか、ガチンコ勝負の作品になっており、まさに自分達の立脚点への回帰を実践しております。 楽曲の一貫性やブルージー味わいは残存させつつもよりバラエティーな味付けで攻めてきています。このアルバムでもやはり『アリーナメタル的なヘッドバンギング』用に最適なナンバーが収録されております。それは『ELECTRIC EYE』『YOU'VE GOT ANOTHER THING COMIN』でございます。 ミッドテンポをやらかしてもけっしてだれない『ケミストリー』を体得したかのような余裕と威厳に満ち満ちております。このアルバムの成功はコマーシャルな要素は残存させつつも、スリルとスピードを失わないサウンドプロダクションとグルーブにあると思われます。 程よいコマーシャルさ加減がカギになっております。そしてこの当時からステージングがはでになり手の込んだ舞台演出になっていった模様であります。 『BRITISH STEEL』とともに80年代のベスト。
USフェスティバル
リマスタ盤になって再登場!!邦題「復讐の叫び」である。このバンドは賛否両論をまき起こすのが得意なようだが、裏を返せばそれだけ「注目」されたバンドなのだ。米国のキッズたちを巻き込み、KOしたのが82年のUSfesだった。マーシャルのキャビネットが突然観音開きになり、ハーレーに乗ったVoロブが登場!!ムチを叩きながら絶叫するのである・・・このアルバムは特に曲調がヴァラエティーにとんでいて、ヘヴィーメタルの未来を当時は予感させてくれたものだ。レコードではDrが弱く聞こえたが、リマスタ盤では音のバランスも修正されていてとても良い。Gtのサウンド構成が今となっては懐かしいが、今でも「不滅」に聞こえるのは私だけではないだろう。傑作アルバムだ・・・
Columbia/Legacy
Defenders of the Faith Painkiller British Steel Ram It Down Turbo
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